気に入ったお家が見つかったら次は購入のための資金計画を立てましょう。
仮に3000万円の物件があったとしても3000万円では買えません。
物件の購入価格に加えて、税金や保険料・仲介手数料などさまざまな諸費用(諸経費)が必要になります。
不動産の購入にあたりローンや自己資金を把握して資金計画をたてることが重要です。
この諸費用部分は物件の価格のおよそ7~10%前後が目安と考えられています。
購入に必要な金額がどんな流れで必要なのかは次のとおりです。
住宅購入時には、住宅ローンの諸費用や、不動産登記にかかる費用、家具購入や引越し代金などさまざまな費用が必要なのがわかります。
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さまざまな費用がかかるというのはわかりましたが、実際にどのくらいかかるのかイメージつきませんよね。
次は、それぞれにかかる費用を詳しく見ていきましょう。
まず住宅購入にかかる諸費用は大きく分けて、
「物件にかかる諸費用」と「住宅ローンにかかる諸費用」に分けられます。
なかでも《新築物件》と《中古物件》の場合でかかる諸費用に若干違いがあります。
▼物件にかかる諸費用の内訳
例:物件価格3,000万円で計算をしていきます
《新築物件》+《中古物件》
①売買契約書印紙代「1万円」
物件価格が1,000万円~5,000万円の場合、印紙代が1万円かかります。
基本的には買主・売主ともに一枚ずつ必要で、こちらは国に納める税金です。
ちなみに他の価格帯の時の印紙の種類はこちら↓
・物件価格が500万円~1,000万円 印紙代 5千円
・物件価格が5,000万円~10,000万円 印紙代 3万円 等
②登記費用「約40万円」
購入した不動産を法務局に登記する際に必要な費用となり、買主と売主で各自費用を負担していただきます。
費用の内訳は、登記時にかかる登録免許税と、司法書士の代行費用になります。
③固定資産税・都市計画税清算金「約12万円」
物件を取得すると、毎年税金がかかります。
4月1日から翌3月31日を1年と計算し、決済時日割り計算を行います。
「固定資産」とされる土地や家屋、償却資産などに対して毎年かかる税金です。毎年1月1日の時点での所有者に対して納税通知書が届きます。
④不動産取得税「約15万円」
こちらは物件により価格の変動はありますが、不動産を取得した際に一度だけかかる税金になります。
⑤仲介手数料「105万6千円」
国で決められた計算方式に則り、(物件価格×3%+6万円)×消費税になります。
こちらが、不動産業者がお客様からいただいている報酬です。
⑥銀行取次手数料「5万5千円」
ローンの事前審査の準備や、銀行に提出する書類のやり取りなど、買主に代わり行う事務手数料です。
上記の費用で計算すると、約179万円程になります。
その他かかってくる費用とつきましては
◆引越し費用
◆マンションの場合・・・
「管理費」「修繕積立金」「駐車場料金」など
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《新築物件》のみかかる費用
◆表題登記費用
新築の場合、名義が登録されていないので、新規に登録を行うための登記費用を買主に負担していただきます。
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《中古物件》のみかかる費用
◆リフォーム・増改築費用
◆ハウスクリーニング代 など
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▼住宅ローンにかかる費用
《新築物件》+《中古物件》
①金銭消費貸借契約書印紙代「2万円」
お客様と銀行で借入の契約を結んでいただく際の契約書に貼付する収入印紙代。
こちらは税金です。
銀行との金消契約(ローン契約)時に契約書類に貼付します。
▽金銭消費貸借契約
借主が、貸主から金銭を借り入れてその金銭を消費し、
その借入額と同額の金銭(利息付の場合は利息分も含めて)を
貸主に返済するという契約のこと。
また、住宅ローンの融資を受ける際に、金融機関と交わす最終の契約のことでもあり、
一般的には『住宅ローン契約』とも言う。
②事務手数料「5万5千円」※銀行により変動あり
銀行の事務手数料になります。
フラット35を使用する場合、11万円と違いがあります。
③団体信用生命保険料「費用は借入金利に含む」
住宅ローンを組む際に必ず加入しないといけない保険です。
保険料は借入金利に上乗せされているため、0円です。
健康上の問題で加入できない方は、フラット35で団信無しで加入する事ができます。
④保証会社保証料「100万円の借り入れに対し、21,000円程」
例:3,000万円借り入れの場合、21,000円×30=630,000円となります。
借入年数、借入額、お客様の属性により変動がございます。
⑤振込手数料「880円」※変動あり
お客様の借入銀行の口座から売主の指定口座に対して振込手数料となり、
基本的には買主負担となります。
⑥火災保険料「価格相場はマンション15万円、戸建は25万円程」
住宅ローンを組む際に、必ず加入していただく必要があります。
1~10年単位で様々な保険がありますので、価格に変動がございます。
以上が、基本的な物件購入時にかかる諸費用となります。
すべて合わせると、費用は277万円程かかります。
物件価格の5~10%というのは納得ですね。
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物件価格+諸費用というのはわかっても、住宅ローンを利用するならば、
「じゃ実際に毎月の支払額はいくらなの?」
「何年で返済すればいいの?」
など気になりますよね。
価格が決まったら次は月々の「返済額」や「返済期間」を決めましょう!
住宅ローンの返済は、30年前後と長く続くケースが多いため、今だけでなく将来の家計プランも考えて返済額を決めるのがポイントです。
家を買った後の住居費を今より増やせるか、教育費がどれだけかかるのかなど考慮して計画を立てると良いでしょう。
住宅ローンは定年退職までに完済するのが理想です。
返済期間を短くすると、毎月返済額は高くなるのできちんと考えないといけません。
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◆用意できる自己資金を把握し、年収等による借入れ可能額を不動産会社や銀行等に確認しましょう。
◆返済計画をしっかりと立てます。月々の返済や ボーナス時の返済を併用するのかどうかも考えてローン金額を決めましょう。
◆マンションでは、月々の管理費・修繕積立金や駐車場代なども考慮し、返済計画を立てることが大切です。
◆家族からの援助などがある場合は、早めに営業担当者に相談しましょう。税金の費用が変わる場合があります。
不動産のご購入には、土地や建物の価格以外にも売買契約時から引渡しまでの各場面でさまざまな費用がかかります。
不動産は金額がとても大きい買い物です。住宅購入の際には早めの段階で、購入にかかる総額をしっかりと把握し30年や40年後の未来を見据えてしっかりと計画しましょう!
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サンユーハウジングでは、ご希望条件やご事情に応じてお客様に寄り添い最適なご提案をさせていただきます。
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