マンションを購入する際、
【修繕積立金】【管理費】という言葉を必ず目にすると思います。
物件情報のチラシやサイトにも、必ず記載されているはずです。
(ちなみに、賃貸マンションにも管理費を支払う物件はあります)
マンションを購入すると毎月、修繕積立金と管理費が生じます。
住宅ローンを検討中の方は、ついローン返済額ばかりに目が向いてしまいますが、意外と見落としがちなのが【修繕積立金】と【管理費】
この2つの費用の違いと、使い道についてご説明いたします!
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▼修繕積立金
修繕積立金とは
数年に一度のマンションの大規模な修繕に備えるお金 です。
「大規模な修繕」とは、建物の壁や屋上、エントランスなど、共用部分を維持・修繕するために数年に一度、定期的に行われる大規模な修繕のことです。それに必要な資金をまかなうため、毎月徴収され、積み立てていきます。
大規模修繕工事は物件によって異なりますが、だいたい10~15年に一度のサイクルで行われます。
各マンションでは管理会社(もしくは管理組合)が長期修繕計画を作成し、30年程度にわたる試算をしています。
快適・安全に暮らすためのマンション性能を維持する目的で工事計画が盛り込まれているため、購入時に必ず確認しておくと良いポイントです!
また、修繕積立金は、以下のような使い道もあります。
・不測の事故や災害、その他特別な事情で必要となる修繕費
・建物の建て替えやマンションの敷地売却の際に必要となる調査のための費用
・区分所有者全体の利益のために特別に必要となる管理のための費用など
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▼管理費
管理費とは
マンションの共用部分の日々の維持・管理のために使うお金 です。
マンションの敷地や建物の共用部分、共同で使用する施設や設備などの維持管理に必要な経費に使用されます。
例えば、エレベーターの点検、共用部分の清掃、管理員の窓口業務、共用部分の光熱費などです。
管理費の金額は、管理に必要な経費を算出し、それを専有部分の持ち分面積に応じて計算するのが一般的で、区分所有者が管理組合に支払います。
管理費は建物の規模やグレード、管理・サービスの内容によってマンションごとに設定額が異なります。多くの場合は、持分の割合(専有部分の広さ)や専用使用部分の有無に応じて算出された額が設定されます。途中でマンションの管理会社が変わったときや、管理・サービス内容が変更となり、やむを得ず改定が必要と判断された場合には、管理費が値上がりする場合もあります。
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マンション購入を検討する際、「セキュリティがしっかりしている」「構造的に安心感がある」といったところも購入の判断基準になると思います。
そういった建物の維持をしていく上で必ず必要なのが、修繕積立金と管理費なのです!
管理費・修繕積立金は安ければ良いというものではありません。
管理費や修繕積立金が不足してしまうと、管理スタッフの勤務時間の短縮や、共用スペースの清掃・メンテナンス回数の減少、大規模修繕工事の規模縮小などの検討が必要になり、結果的に建物の美観が損なわれ、マンション全体が荒廃し、資産性が低下していくことが考えられます。
修繕積立金・管理費は、建物の築年数の経過に伴い、物価上昇や消費税増税などの影響を受けて値上がりしていく可能性もあるので、マンション購入を検討する際に「管理費・修繕積立金の多少の値上がり」も想定した上で長期的な家計プランを立てておきましょう。
今後の物件探しにぜひ参考にしてみてください!
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