不動産の購入や売却にとって欠かせないのが不動産担当者。
物件探しから契約・決済、アフターフォローまで、お客様と二人三脚で駆け抜ける不動産のパートナーです。
では、長期的な付き合いとなる不動産のパートナー選びで失敗しないためにはどうしたらいいか?ここでは、「良い」とされる不動産担当者とその見分け方についてお話しします。
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不動産担当者は知識の宝庫
物件の情報さえ手に入れば「不動産の担当者は誰でもいい」なんて考えていませんか?
確かに物件の情報はインターネットでも入手できますし、自分で下見もできるので困らないかもしれません。ですが、不動産情報は「載っていることが全て」ではありません。
住み始めたあとに意外と気になってくる周辺環境や物件の履歴、オーナー(管理人)の人柄など、そういった情報はネットレベルでは得られません。
これを知るのが不動産担当者となります。
担当者は、不動産の基本的な知識はもちろん、物件情報や税制の優遇など、最新の知識を持っています。
購入・売却をするにあたり、お客様の希望条件を事細かに伺い、状況にあった的確なアドバイスや思考整理のお手伝いをするのが「良い」不動産担当者と言えるでしょう。
お客様に寄り添った提案をしてくれるかどうか、質問したことに対して納得がいくような回答が返ってくるかどうかも、不動産担当者を見極めるうえで重要なポイントです!
◆もし新人に当たってしまったら・・・
「知識や経験が浅い新人に当たったらどうすればいいの?」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、誰にでも初めてはあります。
この場合大切なのは、お客様の意向をしっかりと聞き取り、誠実に対応する姿勢や情熱です。
ご自身の希望を思う存分伝えてみてください。誠実な担当者なら、自分が知識不足だと思ったら、関係各所や先輩社員に聞くなどして調整を図ります。不動産の契約は人と人との関わり合いですので、最後には「誠実さ」が大切になります。
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物件探しの前に、不動産会社をチェック
会社の方向性によって、営業マンの育て方は全く異なります。
実際に店舗を訪れることでその不動産会社の方向性をチェックしてみましょう。
来店していただいたお客様に対し、「いらっしゃいませ!」と元気に挨拶をするのは当然の事です。滅多にないと思いたいですが、挨拶もされない、作業をしていて来店したことに気づかないといった会社に好印象を持つのは難しいでしょう。
書類が机の上に山積みだったり、物件情報を記載した看板が道路にはみ出ていてもほったらかし、などという会社にも注意が必要です。不動産の契約に携わる書類は個人情報が記載されています。本来であればコンプライアンスは徹底されるものですが、それをないがしろにする会社は避けたほうがいいでしょう。
・店舗内は綺麗か
掃除の行き届いていない不動産会社は、その姿勢が物件や対応にも表れてしまうと考えられます。自社内を綺麗にできないのに、物件だけは手入れするというのも考えにくいです。
・免許番号をチェック!
不動産会社は都道府県、もしくは国に登録を行う義務があり、不動産会社の店内には、営業の認可を受けた事業者の登録番号が会社の店頭に必ず掲示してあります。その免許番号を確認してみましょう。
・国土交通大臣免許(5)第○○○○号
・愛知県知事免許(2)第○○○○号
免許番号が記されている場合、漢字のあとの()内の数字は、5年毎の更新を繰り返している回数です。
更新回数の多さは、その不動産会社が長年に渡り営業を続けていることの証明です。
顧客の信頼を得ている不動産会社だと言えます。もちろん、新しい不動産会社だから信頼できないわけでありませんが、登録の更新を繰り返しており、長く営業できているという実績は客観的に判断できる指標です。
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◎「良い担当者」を見極めるポイント
当たり前のことですが、不動産担当者は、お客様の話や希望条件をしっかりと聞き、一緒になって考え提案をします。
しかし、必ずしも希望条件に当てはまる物件が見つかるとは限りません。そんな時は、条件のどこを削れるか、エリア変更、予算の見直しなど、希望条件に近い形を残しつつ新たな提案ができる担当者は、良い担当者といえるでしょう。
例えば、新たに提案したエリアの周辺環境や学区の情報、メリットをしっかりと伝えてくれたり、3LDKが希望でも予算オーバーであれば、部屋の広さがある2LDKを提案して、「専有面積はあまり変わらない、使い方次第で3LDKのような使い方もできる」など、発想を変え様々な意見や提案をしてくれる担当者は、信用していいかもしれません。
しかし、中には一方的に物件情報を話し続け、結論だけを求める担当者もいるようですが、そういう担当者に当たってしまった場合は、思い切って担当を変えるという選択肢もあります。
また、条件を満たす物件以外にも条件に近しい物件を提案されれば、お客様は比較ができますし、条件の幅が広がります。市場に出ていない物件も不動産会社が見つけて提案してくれますので、そこはぜひプロの力に頼ってください!
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◎レスポンスが早い
レスポンスが早い営業担当者は、基本的には良い営業担当者です。
反対にレスポンスが悪い営業担当者は、あまり選ばない方が良いでしょう。
不動産の相場は刻一刻と変化するため、少しでも早く売れるようにすることが結果的に高値での売却につながることが多いです。
また、お得な物件を探している場合、情報が表に出ればすぐに売れてしまいます。買う側にとっても、売る側にとっても、素早く対応してくれて最新の情報を教えてくれる営業担当者は信頼できるといえるでしょう。
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◎一緒に下見に行ってくれる
下見や内見に同行し、物件情報だけではわからない細かい情報を教えるのも担当者の仕事です。
物件の特徴や仕様だけでなく、周辺のコンビニやスーパーなど、生活に必要な施設の情報や近隣住民の様子、実際の日当たりなど、生活のイメージをしながら分からないところは気軽に質問をして教えてもらいましょう。
そこで質問したことに対し、はきはきと答えてくれる担当者は、その物件のことをしっかりと理解していることになりますし、親身になって考えてくれている証拠にもなります。
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◎売主や大家との交渉をしてくれる
物件がある以上、そこに売主や大家・管理人が存在します。
「この賃料だと無理だけど、この金額までなら払える」や「この条件だけ難しいから除外してほしい」などの要望を無下に断らず、一旦売主や大家と交渉してくれるのも良い担当者であると言えます。
物件資料だけ見て、「不可と書いてあるからダメなんだろう」と最初から諦めてしまう方が多いですが、きちんと理由を伝え、条件を受け入れてもらえることもありますので、担当者に相談し、それから交渉を進めましょう。
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◎専門性の必要な知識がある
専門性の高さを求めるなら、宅建士の資格を持っている者に担当してもらうというのが売却を任せる時に重要なポイントのひとつでもあります。
宅地建物取引主任者の資格が必要になる場面は、主に売買契約の重要事項説明のときだけなので、その他の業務は無資格でおこなっても法律的に違反ではありません。
しかしやはり、資格を持っている=専門知識が高いということ。また、宅地建物取引士の資格の有無とともに、所有している不動産を売却する上での状況にあった資格を持っているかどうかも確認しましょう。
例えば、買い替え・住み替えの場合だと、住宅ローンアドバイザーやファイナンシャルプランナーの資格を持っている不動産担当者だと、ついでにお金やローンの相談もできます。他にも、マンション管理士や管理業務主任者、任意売却取扱主任者、ホームインスペクターなど、マンションを売却する上では様々な資格も有効です。
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ここでは要注意な担当者の特徴を挙げていきます。
✖ 話を聞いてくれない
物件の良いところだけを伝え、マイナスポイントは教えなかったり、質問しても明確な回答をしない担当者は、良くない担当者だと断言できます。
当たり前のことですが、約束をして守らないのは、信用を損なう行為です。お客様のちょっとした質問を無視するようでは、担当者との信頼関係は成り立たないでしょう。そういう担当者に当たった場合は、思い切って担当を変えてもらいましょう。
成約は不動産会社の売り上げに繋がります。自分の成果や利益ばかりを求め、お客様に考える時間を与えない不動産担当者は論外です。
不動産は人生の中でも1番と言っていいほど大きな買い物ですので、じっくりと結論を焦らずに決めましょう。
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サンユーハウジングでは、ご希望条件やご事情に応じてお客様に寄り添い最適なご提案をさせていただきます。
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