不動産売却を考えた際、何から始めていいのか、自分の家はいくらで売れるのか、いろいろと不安や疑問が思い浮かびますよね。
不動産の売買は数千万円単位の大金が動くため、なかなか一歩踏み出せない方もいるのではないでしょうか。
そもそも、自分の大切な家を販売してくれる不動産会社は何を基準に選べばいいのか・・・売買時の仲介に入る不動産会社を選ぶ時は、できるだけ信用のおける不動産会社を選びたいもの!
不動産会社はコンビニの数の2倍以上あると言われています。
12万以上ある宅建業者の中でも、10万軒以上は従事者5人に満たない小規模な業者という統計もあります。
知名度のある大手の会社を選ぶ方もいれば、エリアを熟知した地元に根付いた不動産会社を選ぶ方もいると思います。また、サービスの良さや仲介手数料の安さ、担当者の対応の良さなど、選ぶ基準はさまざま。
主にこの3つが考えられると思いますが、中でも、親身になって相談に乗ってくれたり、一緒に対策を考えてくれるなど、不動産担当者の対応を基準に考える方は多いのではないでしょうか。
まさに【不動産売却の肝】ともいえるでしょう!
では、どのような不動産会社・不動産担当者であれば信用しても良いのでしょうか。
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一般的な不動産売却の流れを理解しておくことも重要です。
まず、売却の依頼を受けた不動産会社は、お客様と面談・査定を行い、売主が納得すれば、不動産会社との間で媒介(ばいかい)契約を結びます。
媒介契約とは、売却が成立したときの不動産会社が受け取る報酬額や売却活動の方針を取り決める契約です。
その後、専任媒介や一般媒介でお預かりした物件を『不動産流通機構(レインズ)』と呼ばれる、物件情報のデータベースシステムに物件を登録します。これは不動産業者間で閲覧できるシステムとなっており、自社が登録した物件を他社も閲覧できるため、より多くの不動産会社に物件を見てもらうことができます。
また、他社の物件も閲覧できるため、物件探しや情報収集の参考にしたりします。
レインズはこのような仕組みになっていることから、自社のみならず他社にも物件を見てもらうことができるため、より早く売却に繋がります。
その後、販売活動を開始し、買い手が見つかれば契約を結びます。
売買契約のなかで定めた日時で決済と引渡しを行い、売却後の確定申告を終えたら、これですべての不動産売却活動が完了となります。
自分で買い手を見つけてくることもできますが、やはり知識がないと自分で全てを行うのは難しいですよね。
そこで、お客様に寄り添い、不動産などの売却の相談や査定、営業活動などを担うのが不動産担当者です。この不動産担当者によって、高く売れるか、早く売れるかにかなりの違いが出ると言えるでしょう。
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宅地建物取引主任者の資格が必要になる場面は、主に売買契約の重要事項説明のときだけなので、その他の業務は無資格でおこなっても法律的に違反ではありません。ただ、やはり専門性の高さを求めるなら、宅建士の資格を持っている者に担当してもらうというのが売却を任せる時に重要なポイントのひとつ!
また、宅地建物取引主任者の資格の有無とともに、所有している不動産を売却する上での状況にあった資格を持っているかどうかも確認しましょう。
例えば、買い替え・住み替えの場合だと、住宅ローンアドバイザーやファイナンシャルプランナーの資格を持っている不動産担当者だと、ついでにお金やローンの相談もできます。他にも、マンション管理士や管理業務主任者、任意売却取扱主任者、ホームインスペクターなど、マンションを売却する上では様々な資格も有効です。
不動産を売却することは、大きなお金が動くことにもなりますし、人生で何度も経験するものではありません。その分、不安も大きくなります。そのため、どれほどの価格で売却できるのが好ましいのか、いつ売却するのが好ましいかなどを提案してくれる不動産担当者だと、売却する際に安心感も感じられます。
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レスポンスが早い営業担当者は、基本的には良い営業担当者です。
反対にレスポンスが悪い営業担当者は、あまり選ばない方が良いでしょう。
不動産の相場は刻一刻と変化するため、少しでも早く売れるようにすることが結果的に高値での売却につながることが多いです。
また、お得な物件を探している場合、情報が表に出ればすぐに売れてしまいます。買う側にとっても、売る側にとっても、素早く対応してくれて最新の情報を教えてくれる営業担当者は信頼できるといえるでしょう。
しかし、やる気のない担当者の場合、なかなか物件情報を教えてくれなかったり、インターネット上に物件情報を掲載しなかったりします。そのせいで思うように売却や購入が進まないことがあります。特に、売却時はいつまでに売らなければいけないというタイムリミットが決まっていることもあるので、レスポンスの悪い営業担当者を利用することは避けましょう。
こちらの要望に素早く答えてくれる営業担当者であれば、無駄な苦労やストレスを抱えずに済みます。
些細な質問や疑問点に関して曖昧な返事をしたり、「何とかなりますよ!」と勢いだけで乗り切ろうとする営業マンは後々トラブルに発展する可能性があるので、思い切って違う営業マンに担当してもらうか、別の不動産会社に変更してみるのもありかもしれません。
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◎資格の更新を何回も繰り返している会社である
不動産会社は都道府県、もしくは国に登録を行う義務があり、営業の認可を受けた事業者の登録番号は不動産会社の店頭に掲示する義務があるので、その免許番号を確認してみましょう。
・国土交通大臣免許(5)第○○○○号
・愛知県知事免許(2)第○○○○号
免許番号が記されている場合、漢字のあとの()内の数字は、5年毎の更新を繰り返している回数です。
更新回数の多さは、その不動産会社が長年に渡り営業を続けていることの証明です。
顧客の信頼を得ている不動産会社だと言えます。もちろん、新しい不動産会社だから信頼できないわけでありませんが、登録の更新を繰り返しており、長く営業できているという実績は客観的に判断できる指標です。
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物件の売主として不動産会社を探すとき、まずは売却物件の査定を依頼することが多いでしょう。この査定をどのようなプロセスで行い、どういった根拠に基づいて価格を提示するかでも、不動産会社を信頼できるかどうかが違ってきます。
複数の不動産会社に査定を依頼した場合、高い値段をつけてくれた不動産会社を思わず選びたくなるかもしれません。
心理的に「せっかくなら高く売りたい」と思うのは当然のことです。
しかし、金額だけで踊らされてしまうのは危険ですので注意してください!
各不動産担当者は自身の会社を選んで欲しいという理由で、実際の売却金額よりも高額な査定額を提示してくる不動産会社は少なくありません。また、自分たちで売上を確保できる専任媒介契約を結ぼうと高い査定額をつけてくることもあります。
しかし、実際に売り出してみると市場よりも割高な査定価格では売れず、「この値段じゃ売れないので値下げしましょう」と値下げを切り出し、あなたの思うような値段で売ってくれないこともあるようです。
査定額の高低ではなく、提示した金額に対し「築何年でこういった立地で、土地の価格がこの程度だからこの価格になりました」というように、直近の取引事例や客観的なデータを元に、根拠を明確に示してくれる不動産会社を選びましょう。
また、良さだけでなく、デメリットについても指摘してくれる不動産担当者も良い不動産担当者と言えるでしょう。
もし、査定の時の説明でデメリットについて触れていない場合には、本当にデメリットがないのかどうかしっかり確認するようにしましょう。
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「不動産会社はどの会社を使っても同じだから、どの営業担当者も似たり寄ったり」ではありません。不動産会社と営業担当者の良し悪しで、不動産売買の価格も大きく変わってくるのです。ここまでに挙げた数々のポイントをチェックして良い不動産会社を選び、無用なトラブルを避けるようにしましょう。
もしいくつかの店舗が近くにあるのであれば、ホームページをチェックした上で実際に訪ねて行くのが良いでしょう。実際に売却をお願いしなくても、何気なく相談に行ってみて、そのとき対応力で判断するだけでも、不動産売却の一歩を踏み出したことになりますし、実際に会社に訪問してみることで、ホームページを見ただけでは分からない会社の雰囲気や対応力を体感することができるので、不動産会社を見極めるポイントのひとつにもなります!
営業マンに関しても、人柄だけで選ばず、しっかりと知識があるか、質問したことに対して受け答えが誠実で親切な対応をしてくれるかなど、営業マンの対応力も見極めるポイントのひとつですよ!
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